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チワワが環軸関節亜脱臼に。発覚から治療そして回復まで。

我が家はペットを何種類か飼っています。その中のチワワが環軸関節亜脱臼というかなり重めの病気になってしまいました。重症になると手術が必要な病気ですが、我が家のチワワは幸いに服薬による内科治療で今は元気です。環軸関節亜脱臼が疑われる症状と、行った治療、などを書こうと思います。
同じ症状のワンコの参考になれば幸いです。

環軸関節亜脱臼とは?

人間も犬も哺乳類の首の骨は7つからなっています。頭側から一つ目または二つ目の骨が不安定になり、首を通っている神経を圧迫または損傷して手足の麻痺や痛みを生じます。これが環軸関節亜脱臼です。犬だけではなく人間でも起こる病気です。

犬の中でも小型犬に発症することが多く、また、年齢は2歳までの若いうちに起こることが多いようです。

目に見える症状は?

今思い返すといくつか信号を出していました。以下のような症状が見られた時には早めに動物病院で見てもらいましょう。当然ですが、早期発見できれば、それだけ治療の負荷が軽くなります。

歩き方がおかしい。

最初は片足を引きずるように歩いている時がありました。その時は、何か怪我でもしたか?足をくじいたかな?ぐらいにしか思っていませんでした。

実際、しばらくすると普通に歩いていましたし、足を触っても特に痛がることもないので「そのうち治るだろう」と放っておいてしまいました。

何もしていないのにふとした時に「キャン」と痛みを感じて鳴く。

痛みを受けるような外的要因がないのに突然「キャン」と鳴くことがあります。何か怪我したのかと体を調べるのですが特に外傷がないので不安ではありますが、これも大して気にしていませんでした。

つまづいて転ぶ。

流石にこれはおかしいという症状です。散歩をさせていたときつまづいて転びました。たまたまかな?と思っていたのですがその後、2回、3回と同じ足でつまづいて転びます。散歩を中断しすぐに動物病院へ直行しました。

動物病院での診断

動物病院で上に書いた症状があることを伝え、診察してもらいます。
動物病院では歩き方を見てもらったり体を色々触ったりして診察受けました。
動物病院でも歩くとつまづいて転ぶこと、頭を下に向けると痛がって「キャン」と鳴くことから、まずは頚椎ヘルニアを疑われました。
とりあえずレントゲンを撮ってみましょうということでレントゲン撮影しましたが、首の骨の隙間が怪しいけどもはっきり言えない。。。という診断です。はっきり診断するにはCTを受けないと分からないとのこと。

この時点で、「かなり重い病気なんだ。。。」とかなり不安になりました。

動物診断センターでのCTと予期せぬMRI。

病名をはっきりさせないと治療できないということでCTを受けることにします。動物病院に紹介された動物診断センターでCTを受けることにしました。
CT受けるには犬がじっとしている必要があるので麻酔が必須です。
麻酔もかなりリスクがありますが仕方ありません。

予約した時間に行くとCTのためにワンコを預けます。
麻酔からCT検査終了には1時間ほどかかるということでした。
40分ほどしたところで、
CTで見たところ、首の骨が神経を圧迫しているようである。よりはっきりさせるために引き続きMRIで検査したいのだが良いか?
と聞かれました。
さらに不安になります。。。泣きそうです。。。
MRIもしてくださいと伝え、そこからさらに30分ほど待ったところで検査終了し、結果の説明を受けました。

検査結果により、環軸関節亜脱臼と診断されました。

ここで初めてこの名前を聞きました。動物診断センターでは首の骨が神経を圧迫していること、それが原因で手足に麻痺が生じていることなどを言われました。
とても重い病気だと言われ、これから先どうなるのか不安が大きくなります。

病名がわかったので今後の方針を動物病院で相談。

環軸関節亜脱臼ということがわかったので、今後どうするか動物病院で相談です。治療の選択肢は「外科手術」か「内科治療」です。

外科手術

完治させるには外科手術が一番ですが、当然リスクがあります。
まず麻酔すること、また、首の骨を触るので術中術後の死亡率が20%ぐらいもあること、がとても気になりました。そもそも手術自体かなりの負荷がかかってしまいます。

内科治療

外科手術しないとなると鎮痛剤や消炎剤などの服薬による内科治療です。こちらには完全には治らず再発するリスクがあります。

我が家は内科治療を選択。

色々考えて我が家は外科手術のリスクを避け、服薬による内科治療を選択しました。「鎮痛剤」「消炎剤」「神経サプリメント」「血流改善剤」「神経保護剤」など数種類の薬を処方してもらいました。
また、普段の生活で首に負担がかからないように気をつけてあげる必要があります。具体的にはご飯や水あげるときに少し高くしてあげて大きく下を向かないで良いようにしてあげるなどです。

内科治療と安静にしていた結果、3ヶ月程度で回復した!

あまり運動させないよう安静にして内科治療を続けました。
治療開始した頃は症状がかなり悪化しており、まともに歩けませんでした。
我が家のチワワの場合は右半身がうまくうごかせなかったようです。
治療開始1ヶ月後ぐらいで、歩き方がまともになってきましたがまだまだ不安定でした
治療開始2ヶ月後になると、足のよろよろは大丈夫そうです。試しに散歩させてみたところ、4本の足全て元気に動いています。つまづくこともなかったです。
念のためもう1ヶ月投薬とあまり運動しないようにして、今では元気になっています。

再発に注意。初期症状ないか?

内科治療では完全に治療したことにはならず、再発の危険があるので安心できません。
今でも上に書いた初期症状が出ていないか注意しています。

費用と保険

さてここで治療費用のことを。まず大きな金額はMRIとCTで10万ほどかかります。また、毎回の診察で数千円。これも回数が重なるととんでもない費用になります。我が家はペット保険に入っていました。この時の保険利用についても記事にしているのでこちらを参考に。念のためと思って一年前に入っていた保険がとても役にたちました。皆様もどこかのペット保険に加入することを強く進めます。

まとめ

我が家のチワワの「環軸関節亜脱臼」の症状とその治療について書いてみました。幸いなことに我が家のチワワは内科治療で回復し今では元気に走り回っています。
早めに発見するとそれだけ回復する可能性が高くなります。
小型犬で子犬を飼っている方は上に書いた症状、「歩き方がおかしい」「何もしていないのに痛がって鳴く」「つまづいて転ぶ」に気をつけてくださいませ。

#pet #dog #チワワ #環軸関節亜脱臼

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