久しぶりに車の試乗に行ってました。きっかけはLexusのキャンペーン応募。残念ながらキャンペーン自体には外れてしまったのですが、試乗希望などございますか?の問いに、NX、RX、RC-Fに試乗したいと返信したところ幸運にも全てに試乗できる機会を得ました。ディーラー近辺の試乗コース、それぞれの車種20分程度ですが、とても良い経験でした。簡単にそれぞれのインプレッションなど書こうと思います。
NX、RX、RC-Fの理由
私の車遍歴は、トヨタブリザード→アルファロメオ156→ロータスエリーせ→ロータスエヴォーラ→FJクルーザー、です。ここから想像できると思いますが私は車の運転が好きでスポーツカーが好きです。この中でもう一度所有したいのはエリーゼです。
現在の愛車はFJクルーザー。車検を機に乗り換えるとしたら?車の大きさやスタイルを大きく変えないためにはNXかRXでしょう。RC-Fは一度LexusのFに乗ってみたかったから、エヴォーラと比べてどうなんだろう?という興味から、です。
日程等事前調整
Lexus Tokyoに試乗したい旨返信してしばらくしたら最寄りのLexusより連絡が来ました。Lexus Tokyoにお願いしていたようにNX、RX、RC-Fに試乗したい旨伝えると、3車種すべて試乗できるとこのと。ただし、RXはマイナーチェンジ前なので(2019年7月末時点。8月末マイナーチェンジ予定)マイナーチェンジ前のモデルになります。RC-Fは期待していなかったのですが試乗OKだったので少しびっくりしました。希望の日時で調整してもらい後は楽しみにその日までワクワクしながら過ごしました。
NXとRXは試乗時にチャイルドシート装着可
家族に幼児がいるのでチャイルドシートの装着可能か聞いたところ、店頭にて用意があるので問題なしとのことでした。ただし、RC-Fは装着困難なのでNXとRXだけ。FJクルーザーの後に検討しているのはこの2車種なので問題ありません。
というわけでNXとRXには家族とセールスで試乗、RC-Fには私とセールスで試乗です。
先ずはNX
試乗したNXのグレードはNX300、2Lの直列4気筒インタークーラー付きターボでした。2列目助手席後ろにチャイルドシートつけてもらい、そこに子供を。私と妻は運転席と助手席、セールスさんは2列目運転席後ろに座って試乗開始です。
運転席座った感じ
FJクルーザーと比較すると一回り小さい車格なのでコンパクトに感じます。センターコンソールが水平からフロントへいくにしたがって上部へ湾曲したデザインなので運転席は囲われた感じがします。コックピットという感じがしてとても良いです。アイポイントはFJクルーザーよりも少し低め。フロント先端は把握しやすいですがリア後端はよくわかりません。この辺は最近の車では全てそんな感じですね。車幅はつかみやすいです。ポジション調整して試乗開始です。
パーキングブレーキ自動!!
最近の車では普通なのかもしれませんが、まず驚いたのがパーキングブレーキが自動なこと。ゲート式のシフトをPからDに動かすと勝手にパーキングブレーキ解除されます。Pに入れるとまた自動で入ります。普段はサイドブレーキを手で操作するのが癖になっていますが、そうでない人も時にはいるようなので、そういうかけ忘れ防止という観点では良いと思いました。
操作感
普通に運転している感じでは特に問題ありません。走る、曲がる、止まる、が自分の思ったタイミングで考えている強さ、速さ、で操作できます。パワー欲しい時にはアクセル踏み込めば必要十分な加速をしてくれます。ブレーキもアシストの加減がとてもよく踏んだだけリニアに効いてくれます。
室内の印象
フロントガラスが寝ているので狭く感じます。リヤシートはFJクルーザーに比べて十分な広さがあり、子供を乗せたり降ろしたりするのに苦労しない感じです。FJクルーザーは観音開きなのでこのへん苦労します。またリヤシートも狭いので、それに比べるととても使いやすいなぁという印象でした。
次はRX
次はRXの試乗です。試乗したのはRX450hL。3.5LV6ハイブリッドで3列目シートがあるLです。通常のモデルより3列目シートある分、110mmほど長いです。横から見ると少し長いなと感じます。NXと同様に座って試乗開始です。
運転席座った感じ。
FJクルーザーとほぼ同じ車格なのでアイポイントは同じぐらいの高さ。センターコンソールは高いですが、前方まで水平に伸びていてそこから垂直に立ち上がるので、NXのような囲まれている感じはありません。
アクセルべダルはオルガン式
アクセル操作して最初に気づくのが、アクセルペダルがオルガン式なことでした。通常、アクセルペダルは吊り下げ式が多いです。FJクルーザーもそうです。最初違和感を感じますが、アクセルペダルの支点が床にあるので、かかとを軸にしてつま先側を押し込むという足の動きと同じなのでこちらの方が操作しやすいです。高級車やスポーツカーによく採用されるオルガン式が採用されているということは、RXはLexusのラインナップで高級車側にしたいのだろうという意図を感じます。
操作感
FJクルーザーとほぼ同じ車格なので運転した感じはほとんど違和感ありません。ハイブリッドなので加速時はモーターのアシストのおかげもあり十分すぎる加速をしてくれます。そのほかは特に違和感なく思った通りに操作でき、ストレスない運転ができると思います。
室内の印象
NXほど囲われている感じがしないのと、車格が一つ上なので広いです。2列目シートも十分広いので、5人移動であれば誰も苦情を言う人はいないでしょう。
お待ちかねRC-F
さてNXとRXはFJクルーザーからの乗り換え検討している車種でしたがこのRC-Fは違います。車好きが興味あるから乗ってみたい!という車です。RC-Fはスポーツカーより上、スーパーカーよりは下、ぐらい。あえていうならハイパフォーマンスカーでしょう。試乗したグレードはPerformance package。まさかの一番上でした。
RC-F performance package外観
試乗したRC-F performance packageはボディカラー黒でした。ボンネットとルーフのカーボンがほかの色に比べて目立ちませんが、やはりしっかり自己主張しています。トランク上の固定リアウイングがとてもかっこいいです。ホイールもブラックで、外観は黒系で引き締まっています。内装の赤が映えます。
運転席座った感じ
運転席座って最初に目に入るのがボンネットの盛り上がりです。5LV8エンジン収めているから盛り上がっているのかな?と思いましたが、着座位置が低いからだとすぐ気づきました。エヴォーラほど低くはありませんが十分に低い位置に座ることになります。それでいて前方視界と後方視界はそれなりに確保されています。車両感覚はつかみやすいと思いました。シートはとてもホールド性がよく、運転中にずれてしまうことはなさそうです。
ハンドルとアクセルの操作感は重め
ハンドルとアクセルの操作感は重めです。明確な意思を持って操作しないといけません。エヴォーラはこれに比べるとハンドルもアクセルも軽かったです。ハンドル操作はとても素直で、思った通りに曲がってくれます。交差点ではFRらしくフロントが内側に巻き込まれていく感じがしますが、それ以外のカーブでは思った通りに曲がります。アクセルは5LV8を扱うとなればこのぐらい重い方がいいのかな?と思いました。
ブレーキのタッチは軽い
ブレーキのタッチはアクセルに比べると軽いです。ブレーキべダルに足を乗せただけで制動力立ち上がります。そこから踏み込むとリニアに制動力が上がっていきます。これはエヴォーラでも同じでした。安心して減速できる、止まる事ができる、という感じでとても良いです。
乗り心地が良い
試乗はスポーツS+モードで走りました。普通に流す分にはシフトチェンジも自動でやってくれるのでアクセル踏み込んでいけばスルスルと加速していきます。足回りも一番硬くなっているはずですが、嫌なショックは入ってきません。通常のカーブでは車体のロールもピッチも感じることなく、ほとんどそのままの姿勢でみずすましのようにスイスイ動いてくれます。たまに明確な段差があるとガツンとした入力ありますがこれは当たり前といえば当たり前。この辺もエヴォーラと同じ印象でした。
マニュアルモードが楽しい
5LV8エンジンを楽しみたいと思うとパドルシフトを操作して積極的にシフト操作する必要があります。下道試乗なので2速はすぐ終わってしまいますがそのエンジン性能の片鱗は味わえました。4000~5000rpm超えるあたりで車内へのエンジン音が大きくなり、走っている!という感じがよく出ます。シフトチェンジもパドル操作したらすぐ変速してくれ、こちらの意思とのズレは感じません。ワインディング行ったら楽しいだろうなーと思いました。
まとめ
LexusにてNX、RX、RC-Fの試乗をしました。FJクルーザーからの乗り換えとして検討するNXとRXはどちらも良い車でした。買い替えとしてどちらを選ぶ?となると今の時点ではNXでしょうか。運転した感じはどちらも可もなく不可もなくでしたがRXまでの大きさはいらない、というのがその理由です。
RC-Fは欲しくなりました。エリーゼやエヴォーラに乗っていた時のように毎週どこかに走りにいくということはもうしないでしょうが、日常でも使いつつ、たまにサーキットに遊びにいく、という使い方するなら一番な気がします。性能やチューニング内容考えると外国メーカーのものよりもコストパフォーマンスが高いと思います。所有されている方が羨ましいです。
今回久しぶりに車の試乗をしました。今後も機会があればいろんな車に乗ってみようと思います。