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腕時計のベゼル、いろいろあるけどどんな機能がある?

腕時計の文字盤、ガラス周囲の金属部分をベゼルと言います。ダイバーズ、GMT等に装備されている回転ベゼルだったり、クロノグラフだとタキメーターが刻んであったりする部分です。このベゼルそれぞれについて、どのような機能があるのか?ご存知でしょうか?

逆回転防止ベゼル

サブマリーナなどのダイバーズウォッチに搭載されているものです。左方向にしか回りません。なので逆回転防止ベゼルと呼ばれます。ベゼルのゼロ点に夜光ポイントあり、15分まで1分刻みで、それ以降は5分刻みでスケールが刻まれています。これはISO規格、JISl規格で定められています。
使い方は、潜水開始時にベゼルのゼロ位置を時計の長針に合わせます。そうすることで、潜水開始からどのぐらい経過したか?潜水時間が分かります。逆回転防止になっているのは、万が一ベゼルが回転してしまっても、経過時間が短くなる方、安全方向にしか動かなくするためです。

逆回転防止ベゼルの日常生活での使い方

私は外出時、車を駐車してからの経過時間を測るのに使っていました。パーキングメーターや百貨店の駐車場サービスは1時間ごとなので便利でした。

GMTベゼル

GMTマスターのように回転するものやエクスプローラー2のように固定されたものがあります。ベゼルに24時間表記のスケールが刻まれており、回転するものは両方向に回転します。このGMTベゼルのどこを時計のGMT針が指している時刻を読むことで、時間を24時間表記で読むことができます(例えば午後1時を13時)。エクスプローラー2のような固定式のベゼルの場合、洞窟探検中など、一日中暗いところで昼夜の判断をするために装備されたというのは有名な話です。回転ベゼルの場合、このベゼルを回転させることで自国以外の別の国の時間、第2時間帯の時刻を読むことができます。GMTマスターは複数の国を跨いで仕事をする国際線パイロットがよく使っていたということがうなずけます。また、現在だと海外出張や海外赴任している方が日本時間と現地時間を判断できるということでも便利でしょう。

GMTベゼルの日常生活での使い方

最新のGMTマスターは1時間刻みでしかベゼルを回転できなくなっています。なので本来の使い方、日本時間以外に気になる国の時間を表示させる、しかできないかもしれません。しかし、2.5分のズレを気にしない、とすると上記逆回転防止ベゼルのように経過時間測定に使えないこともないですね。

タキメーターベゼル

デイトナのようにクロノグラフのベゼルによく刻まれているもので、ある種の計算尺です。タキメーターは乗り物(飛行機、車、列車、など)の速度、平均時速が測定できます。使い方は1kmを走る時間を測定します。1km走ってストップした時にクロノグラフ針が指している数値が平均時速になります。

タキメーターベゼルの日常生活での使い方

そのとき乗っている乗り物の平均時速を測定するのに使えます。また、ある製品を一個作るのにかかる時間を測定することで、1時間当たりの制作個数を計れます。日常生活だと餃子を包む速度をはかり、1時間当たりの個数を測定する、などでしょうか。

テレメーターベゼル、パルスメーターベゼル。

タキメーターと同様、クロノグラフの時計のベゼルに刻まれています。テレメーターは光と音の速度の差を利用し、光を見てスタート、音を聞いてストップすることで距離を測定するものです。もともとは戦争で大砲など兵器の着弾時の光とその音を測定することで距離を測定していました。日常生活では雷が落ちたところまでの距離を測定するのに使えます。稲妻みた時にスタート、雷鳴聞いた時にストップ、で雷が落ちたところまでの距離を測定できます。パルスメーターはタキメーターとテレメーターと同様にクロノグラフのベゼルに刻まれています。これは脈拍を測定するもので医者など医療従事者が使用します。使い方は心拍が15打つ時間を測定します。その時に指している数字が1分あたりの脈拍数になります。日常生活でもやはり元々の使い方、心拍数を測定する、でしょう。デスクワーク時、通勤時の軽い運動時、など気になった時に心拍数計るなどできますね。

まとめ

腕時計のベゼルの機能について書いてみました。時計を買う時にこのベゼルはどんな機能だろう?と気になっていた方の参考になれば幸いです。

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